菜園の片隅に小さなビオトープがある。水源は井戸で、地下30mから汲み上げている。井戸水は中央の彫刻が抱えている水桶からビオトープに入るようになっている。このビオトープには、メダカやタニシの他、様々な生き物が勝手に住み着いている。初夏にはギンヤンマの羽化も見られる。夏の暑い日には蛇も泳いでいる。
毎年、スイレンが咲く。そうすると、妙に写真に収めたくなる。
スイレンの葉の上にミツバチが止まっていることがある。スイレンの葉の上で休んでいるだけかと思いきや、そうではなく、水を飲んでいるのだ。いや、正確には、池の水を吸ってそれを巣に運んでいるのだ。運んだ水は、巣箱内で蒸発させることにより巣箱内の温度を下げるのに利用される。また、蜂児に与える蜂蜜を薄めるのにも使われるようだ。このビオトープは、ミツバチの飼育を始める前に、当時小学生だった息子にせがまれて作ったものであるが、ミツバチ飼育にも十分に役立っているようだ。
このビオトープは、2009年9月に造ったもので、そのときの様子がこちらにあります。