キンリョウヘン(金陵辺)の花の臭いには、日本ミツバチの群れを誘引する作用がある。
だから、分蜂群の捕獲にはキンリョウヘンが欠かせない。
キンリョウヘンの原種は、以前から所有しており、株分けにより9鉢にまで増えた。
しかし原種のみでは、ちょっと厳しいかも?
品種によって開花の時期が微妙にずれており、分蜂シーズンをフルカバーするには、多くの品種を用意したほうが良いからだ。もっとも、達人になると、温度や明るさによって開花時期を調整できるらしいが・・・
そこで、昨年9月に、原種より開花の早い品種(若松、東亜錦、日月)と、原種より開花の遅い品種(芙蓉錦、常盤錦、池田錦、常盤青、月章)を入手しておいた。
キンリョウヘンは、寒さに強いようだ。
しかし、(ここ茨城での)屋外での越冬は無理と判断し、室内で栽培することにした。
夜間は10℃以下で、昼間は、ガラス越しに太陽光を十分に当てたほうが良いらしい。
2階の南側の廊下に並べてみた。ここは日当たりが良い。
3月に入り、随分暖かくなってきた。キンリョウヘンをベランダに出しても大丈夫でしょう。
今年は、このベランダ(ここは2階)に捕獲用の巣箱を設置する予定。
キンリョウヘンの匂い拡散には、1階よりも2階のほうが有利なようだ。
「日月」の開花が最も早そうで、3月下旬から4月上旬にかけて活躍してくれそうだ。
東亜錦、常盤錦、池田錦は、花弁が出たが、また小さい。若松、原種、芙蓉錦、月章は未だ花弁が出ない。