菊芋の収穫時期は12月~3月。
で、今年もまた収穫開始です。
作業開始は昼過ぎ。午前中は霜柱がそのまま残っているため。なにせ菊芋は「手掘り」で行いますので。
しかし、寒中の畑は静かですね。誰もいません。
メルカリでの菊芋注文があれば、その分、余計に掘るのですが、本日はその必要も無し。
直売場に並べるものと、乾燥して菊芋チップスやパウダーにする分を考慮すると、コンテナ2個分で十分。ということで、この日は早々早めに切り上げました。
ここで、菊芋をご存じない方のために、簡単に説明させていただきます。
食後高血糖は 2 型糖尿病や心血管疾患などの疾患リスクにつながることが示されております。そのため、食後高血糖を抑制することは糖尿病や心血管疾患の予防・改善のために重要とされます。菊芋には、血糖値の上昇抑制に有効とされる水溶性食物繊維(イヌリン)が多く含まれていることが知られています。しかも、菊芋に含まれるイヌリンは腸内細菌に利用され、腸内環境の改善に有効とされます。
菊芋は、でぷん質がほぼゼロで、成分的に「芋」というよりはコボウに近いようです。菊芋の花は、菊の花に良く似ています。しかし背丈は3mになり、大部分は台風で倒れます。でも、問題ありません。菊芋は丈夫です。だから菊芋は放任栽培。
11月には寒さで地上部が枯れ、12月から収穫が始まります。収穫期間は関東地方の場合12月~3月です。必要な量だけ畑から掘り出します。その理由は、菊芋が乾燥に弱いからです。
洗浄した菊芋は、数日でフニャフニャになり、イヌリンも低下します。菊芋がスーパーに並ばないのは、そんなところに理由があるのかもしれませんね。
菊芋シーズンになると、道の駅や日帰り温泉施設に併設された直売所やネット通販で良く見かけます。ちなみに、「メルカリ」でも購入可能です。「メルカリShops」では、「やじま農園」で出品しています。よろしければご利用下さい。(^_-)-☆
「菊芋」はどうやって食べるの?
という質問には、いつもこう答えています。
菊芋は「生でも食えるジャガイモ」と考えてください。煮ても良し、揚げても良し。特に菊芋のキンピラは美味しいです。でも食べ過ぎると、お腹がゆるくなりますので、ご注意下さい。
尚、菊芋についてさらに詳しく知りたい方には、以下の書籍がおすすめです。