2015年2月中旬、巣箱近くの梅が開花した。ミツバチが来ています。分封の準備で忙しそうだ。女王も産卵を開始したかも?
分封の準備といえば、分封群に入居いただくための、新たな巣箱が未だ十分ではない。50個製作する予定でしたが、間に合わないかもしれない。
忙しかったといえば、それまでだが、巣虫に占領された部分を取り出すための作業を容易に行える巣箱が欲しかったため、重箱式の巣箱製作に着手できなかった、というのが、主たる要因。
巣箱の底に溜まったゴミをこまめに掃除しても、巣房で巣虫が大繁殖することがある。巣門からハチの出入りが極端に少なくなったり、巣箱の底に黒い糞が大量に落ちていたら、手遅れかもしれない。
ハチたちが逃避する前に、巣虫を処理するには、巣箱の前面又は背面が開くと便利で、そのような構造を重箱式で採用するのは困難だ。
そこで、秋田杉を使ったべニア板を使って、巣箱を試作してみた。荒削りの杉板と異なり、ツルツルしているのが、どうも気になるところだが、時間が無いので我慢。がんばれば、1日当たり2個できそうだ。
外側を水性ペイントで保護した。
4月初旬にミスマフェットを置いたところ、2日目に分封群がやってきた。
やや、小さな群れのようだ。
巣箱の中を覗いたら、こんな感じ。べニヤ製だけど、気に入ってくれるといいな。
板厚が12mmのため、直射日光により巣箱内の温度が容易に上昇する。
逃避を回避するため、遮光ネットが必要かもしれない。
しかし、こうしてみると、木目の方向が少々気になる。木が立っているのと同じ方向に木目がそろっていないと、ハチたちは違和感を感じるらしく、それもまた、逃避の主たる要因になるとか。