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蜜蝋の抽出タイミングのお話しです。

毎年、分蜂開始直前(3月下旬)に蜜蝋を抽出する。蜜蝋抽出の際の廃液が、分蜂群の誘引に効果的なのだ。しかし、腐りやすいので、長期保存ができない。例えば秋に蜜蝋抽出を行った場合、その時の廃液を冷凍保存する必要があるのだ。一方、蜂蜜の搾りかすは、常温で長期保存が可能だ。だから蜂蜜の搾りかすを分蜂開始直前まで常温保存し、分蜂開始直前のタイミングで蜜蝋抽出を行うようにしている。

蜜蝋の抽出は簡単だ。搾りかすをお湯で溶かし、フィルタリングしてゴミを取り除けばいい。

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別に、薪ストーブである必要はないのだが、匂いが強烈なので、一般的には、屋外での作業にならざるを得ないと思います。

 

 

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巣が完全に溶けるまで煮る。

 

 

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巣が完全に溶けたら、先ずはネットなどを使って、大きめのゴミを取り除く。

溶けた蝋が手につくと火傷するので、ゴム手袋などをつけたほうが良いのだが、省略することが多い。

 

 

 

蝋は水に浮く。だから、お湯が冷めた状態で表面にできた塊が蝋だ。1回の作業で抽出できる蝋は、思ったより少ないのが普通だ。逆に、より少ない材料で必要な強度を発揮するハニカム構造を採用した蜂たちに改めて感服したりする。

ちなみに、下の写真は、複数回の作業で抽出した蝋を合体したものです。

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フィルタリングを繰り返すことで、細かいゴミを取り除くことができるので、純度が上がる。

 

 

 

 

ここで、蝋を抽出した後に残った液体を捨てるのは勿体ない。先ほどべニア板にこぼれた液体に、早くも蜂が誘引されているのがわかる。

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分蜂シーズンに、空の巣箱付近や、分封群に蜂球を形成させるために設置した誘引板などに、たっぷりかけておくのが有利だ。取りに来られるかたに限り、分蜂シーズン直前に無料配布している。