3~4週間に一度のペースで巣箱の清掃を行っている。この時期はスムシの発生は見られない。しかし、底板には、黄色い花粉が散乱している。
この時期のハチは気が立ている。底板を写真のように引き抜いた途端に、数匹のハチが飛び出して、体当たりしてくるのだ。「ハチのムサシ」さながらである。とはいえ、悠長に構えてもいられないのだ。これは威嚇であるから、少しだけ巣箱から離れる必要がある。
さもないと、袖や襟から入り込まれるおそれがあるのだ。袖や襟から入り込まれると、ほぼ間違いなく刺される。
ミツバチの毒は弱く、傷みは1~2時間で消え、腫れは1~2日で引く。
左の写真は、蜜量チェックの際に、不覚にも小指を2か所、薬指を1か所刺された日の夜に撮ったものだ。
ミツバチに刺されないようにしているのは、痛みもさることながら、ミツバチの攻撃が「命がけ」だからである。ミツバチの針は、返しがついていて、容易には抜けない。だからミツバチは、刺した針をそのままにし、お尻の先端部分を切ってその場から離れる。当然、そのハチは死んでしまう。それが可哀そうなのだ。