「ミツバチ講演会」に参加

かしまミツバチプロジェクト、及び「いたこ”日本蜜蜂”の会」共催の「日本在来種ミツバチの講演会」に参加させていただいた。

場所は、茨城県の「水郷の県民の森」というところ。

実は、小生、茨城県民でありながら、ここに来たのは初めて。

ビジターセンターの入口に講演会の案内があった。この場所で間違いない。場所の表記が実に親切だ。

講師は、日本在来種みつばちの会(会長)の藤原誠太氏と、農研機構昆虫相互作用ユニットの前田太郎氏。お二人とも有名人。

ということで、会場は大盛況だ。

13:30に公演が開始された。

前半は、藤原誠太氏の講演だ。

在来種養蜂の開発用具や体験談など、楽しく拝聴させていただいた。

ちなみに、氏の著書はかなり具体的で、しかも解り易いです。

  日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)

  だれでも飼える日本ミツバチ―現代式縦型巣箱でらくらく採蜜

後半は、前田太郎氏の講演で、主にアカリンダニの被害と駆除について。

無事に越冬出来ない原因が、アカリンダニにあるとは限らないのだが、ここ茨城県でも被害が深刻なようで、他人事ではない。

アカリンダニは、秋から冬に蜂の気管支内で繁殖する。感染した蜂は、徘徊するようになり、やがて死に至る。アカリンダニの繁殖を防止するには、次の三つが有効とのこと。

(1)メントール駆除法

(2)ギ酸による駆除法

(3)ショートニング増殖防止法

実際に蜂蜜を販売している養蜂家から、「メントール駆除法で使われるメントールが法律上問題にならないか?」との質問があった。

アカリンダニ対策としてメントールが登録されていない関係で、メントールが蜂蜜に少しでも残留している場合は食品衛生法に抵触する。蜂蜜を販売する場合はメントールが残留しないように注意が必要とのこと。

守ろう!ニホンミツバチプロジェクト